誕生日、近かったっけ?

「これ、食べて」
フォークに刺したお肉を、突き出す、彼女。
―これも?!
「うん」
―食べられないなら、頼まなきゃいいのに
「いいの、目で食欲を満たすんだから。
女のコからのプレゼントはね、素直に受け取って!」
―で、ダイエット…ですか。

彼女がボクを呼び出すのは、
ほぼ99%、カレとの悩みをぶちまけたい時。

「だってさ、痩せてるコが好きなんだって
言うんだもん」
―だからってボクの皿に、
どんどん引っ越してくるってのは…
「よく食べて、よく育つ!男は強くならないと、ね」
口ずさむように言いながら、軽くウィンク。
まったく…無防備だ。

―キミは、どうなの?
「…ん?何が」
―痩せてるやつと、がっしりしたやつ、どっちが…
「100%、痩せてるほう」
―言い切るね。
「好みは、好みだからねー。
そう簡単には変わらないよ」
思わず、苦笑しちゃうレス。
皿に移されたお肉を眺めながら…

―プレゼントをもらえばもらうほど、
遠のいてゆく…か。
「…ん?プレゼント??誕生日、近かったっけ?」

photo・nishida shuhei
text・suzuki sachihiro
stylist・kawahara ayumi
hair make・ohashi mafuyu

ももせ・みさき
3月6日生まれ
http://ameblo.jp/misaki-momose/