好きの賞味期限が終わっちゃったんだよね

「私と彼の、
好きの賞味期限が終わっちゃったんだよね。きっと」
―寂しい話だね、それは。

彼女は、いつもクールだ。
自分の恋が終わっても、どこか冷めているような。

「…で、キミは?」
―ボク? ボクが、なに?
「好き! 好き! っていう話を聞いたことがない」
―ボクは…賞味期限があるような、
好きを味わったことがないから。
「ぅわー。初めて聞いたかと思えば、
さりげにリア充なセリフww」

―いや、そういうわけじゃなくて…
「じゃぁ、どういうわけさー」
―ん…。

…ボクの想いは一方的で、加熱しようがないから
冷めることも、腐ることもない。
だから決して、賞味期限を過ぎることはないけれど
調理することだって出来ないから、
永遠に食べられないんだよ。

…彼女以外のコになら、そう言えるのに。

photo・nishida shuhei
text・suzuki sachihiro
stylist・uto emi
hair&make・hidaka ayako

はやみ・あかり
3月17日生まれ
http://ameblo.jp/hayami-sd/